本格的に寒くなりました。風もきついですね。本日は看取りの話しを少し・
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介護現場における「看取り介護」には、どのような種類があるのでしょうか?
代表的なケアや緩和の例
(1)精神的なストレスの緩和
死を感じると、不安やさみしい気持ちになってきます。
また、できなくなることが増えたり、友人知人も亡くなることが増えたりと、
喪失体験から大きなストレスを感じる方が多いです。
そこで、利用者様に対して、相手を理解するような声掛けをしたり、
手や身体をさすったりと、優しいコミュニケーションをとることで
少しでもストレスを減らせるように努めることが大切です。
また、本人の希望を聞き出し、できるだけ希望に沿った生活を送れるよう支援をしていきます。
(2)身体的ストレスの緩和
体調が今以上に悪くならないように、日々、身体状況の観察を行う、とくに血圧や脈拍や酸素濃度などの変化管理をします。
また、趣味嗜好が変わることもあるため、利用者様の希望を引き出したり。
食事の味付けや、水分の温度や種類の好みが変わったり、運動や入浴をしたがったり・その逆で嫌がったり
といろいろな変化が出てきます。
また、寝たきり状態になることが多いため、褥瘡(床ずれ)を予防するために定期的に体位変換を行ったり、
クリーム等で皮膚を保持したりして、身体に負担を軽減するよう気をつけながら介護をします。
(3)家族の方に対するケア
利用者様本人はもちろん、利用者様のご家族にもこまめに情報共有をして、いつ最期を迎えるかもしれないのか、またそのために何をしていくのか、漏れのない説明をしてご家族の納得を得る、一緒に考えていくことが大切です。
利用者様自身は「家族に迷惑をかけたくない」と考えています。逆に家族は、利用者様(家族)に充実した人生の最期を送ってほしいと考えています。このギャップを埋めるのも介護職として大切な役割です。