株式会社 健親会「おやの里グループ」

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介護食を手作りで

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食事を楽しみにしておられる方は、老若男女関係なく(今の時代この言葉はどうなのか?いけるのか?の方が気になる・・・)多いと思います。

しかし、高齢期になると、心身ともに食べる機能が低下してしまう方も多いのではないでしょうか?

その弱った食べる機能を補いながら充実した食生活を送るためのひとつに介護食があります。かむ力が低下しているならば、やわらかさを調整した食事、飲みこむことが難しいのならば、まとまりやすく、飲みこみやすくするなど個々の食べる力によって工夫や配慮が必要となりますよね。

特に「おいしい」と味わうことが健やかに生きるために大切な活力にもつながります。

高齢の方一緒にみんなで囲む食事(食卓)がやっぱり大切な取り組みでもあるのかな?ということからも、特別なメニューだけでなく、みんなと食べる同じメニューを高齢期の方が食べやすくアレンジすることが大切と思われます。

 

介護食…色々と考えられます。例えば・・

・いつも食べておられる配食(介護食の配食)に、たれやソースをアレンジしてかける(盛り付ける)ことで栄養や見た目を華やかにして食欲をわかしてあげる。

・手間をかけすぎない:好みにもよりますが、器を華やかなものに変えてあげるや、好きなものを1品を加えてあげるなど、つくる側も苦労をかけすぎない。

・食べたいものを食べられるように工夫やアイデア次第

・エンシュアなど病院から提供していただける栄養ドリンクも一緒に摂れるようなメニューもあり。

食べられるものばかりに献立が偏ってしまうと栄養バランスが崩れることもあります。食材を選び、食材の特性を知って食べやすくなるよう工夫することでバランスのよい食事づくりを考えましょう。

 

工夫

・硬い繊維の野菜は(例:ごぼう、たけのこ、葉野菜の茎部分など)穂先や葉先などわらかい部分の活用しましょう。

・弾力のあるものも(例:こんにゃく、干ししいたけ、イカ、タコなど)安全に食べられる(食材により切り方の調整が必要です。薄く切る、切り込みを入れる、隠し包丁を入れる等の下処理)よう切り方や調理の工夫をしましょう。

・野菜は食物の繊維が多く、かみ切りにくいため、繊維を切って下処理をしておくと飲み込みやすくなります。(繊維を切る→野菜の繊維は一方向に走っています。横から断つように包丁を入れると咀しゃくしやすい)
• 細かく刻み過ぎると口の中でバラけるので、誤嚥を起こしやすくなってもいけません、咀しゃくと嚥下状態に合わせて切り方の工夫が必要です。

・ひき肉、焼き魚やパンなどのほぐれやすいもの、パサつきやすいものは安全に食べられるよう調理の工夫を(下を参照)

とろみをつける:口の中でまとまりやすいように片栗粉や市販のとろみ剤などでとろみをつける。(介護現場でもよく見かけますね)
喉の滑りをよくする:ゼラチンや寒天でぷるぷる状態に固め、食材の喉の滑りをよくする。(喉に詰まらない大きさにしましょう!)
油脂類を活用する:マヨネーズや植物油などの油脂は、適量使用すると食材を食べやすくする。(便通にも良い時もあります。)

つなぎを入れる:はんぺん、卵、豆腐、小麦粉、片栗粉、長芋のすりおろしなどをつなぎに使うことで食材を食べやすくする。
適度な水分を加える:パサついているものは、だし汁などの水分を加え飲み込みやすくする。

 

介護食も、調理される方の考える力をかなり絞り出して作っておられます。

いかにつくることを長続きしていけるか。

課題ですよね。

周りの方との情報交換や、各自治体におられる栄養士さんからの伝授など、一人で悩まず、まず気楽に質問したり、作り出す一歩が大切になります。

戸惑わず、上記を是非参考に挑戦してみてください!

 

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