株式会社 健親会「おやの里グループ」

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認知症対策・共生と予防 新たな「国家プロジェクト」に 政府

NEWS

認知症の人は、高齢化の進展により増え続け、2040年には高齢者の4人に1人に当たる約953万人に達すると推計される。老老介護や介護離職につながる可能性もあり、対策は急務だ。ということで「“幸齢”社会を実現」総理が表明 認知症対策に本腰。支援体制の在り方や、認知症への理解の促進、治療法など

現時点では、認知症を確実に予防する方法は残念ながら見つかっていませんが、

糖尿病や高脂血症などの生活習慣病と、認知症との関連性を示す研究は多くあります。

適度な運動を生活の中に取り入れることや、バランスの取れた食生活を心がけて生活習慣病を予防することが、認知症の予防にもつながると考えられます。

もし、定年退職後にやることがないといって、家の中で退屈な日々を過ごしていると、家族以外の人とコミュニケーションを取る機会が減り、脳への刺激も少なくなってしまうでしょう。

2011年にアメリカのタイム誌で報告された研究によれば、友人が多いなど社会的なつながりのある人は、認知症の発症リスクが70%も減少するとのこと。

老人クラブやボランティア活動などの社会活動に積極的に参加し、社会の中で役割や生きがいを持つと、心と脳が活性化することになり、認知症予防にもつながります。

(みんなの介護より抜粋:https://www.minnanokaigo.com/guide/dementia/prevention/)

やはり周りの方とのつながりがとても重要になってくるのですね。

周りの方とのつながりを持ち続けるには、身体の運動機能の維持向上が必要になります!!

そして!!!!

なんと、予防を開始するのは40代からが良いとされているんですって!

研究では脳の劣化は40代後半から始まるとされています。

実際、もの忘れを自覚する人も40代後半が多く見られます。(・・・私、身に覚えがあります・・)

また、認知症で最も多いアルツハイマー型認知症の原因物質は発症する20年ほど前から溜まるともいわれています。そのため、40歳あたりから認知症の予防を始めることが大切です。

できるだけ早くから生活習慣を見直して、ストレスを溜めないように脳を刺激させるなど、

早いうちから対策を取り認知症を防ぎます。

 

川崎幸クリニック院長の杉山先生提唱の認知症にならないための10か条

  1. 脳血管を大切にする
  2. 食生活を整える
  3. 運動を心がける
  4. 飲酒・喫煙が過度にならないようにする
  5. 活動・思考を端緒にしないように努める
  6. 生き生きとした生活を
  7. 家族・隣人・社会との人間関係を普段から円滑にしておく
  8. 自らの健康管理に心掛ける
  9. 病気や障がいの予防や治療に努める
  10. 寝たきりにならないように心掛ける

高血圧症や糖尿病などは動脈硬化の要因であり、運動や医学的治療または予防によって脳の働きを防ぎ、認知症の予防につながります。

また、歩くことでも動脈硬化の予防、筋力低下による転倒を防ぐ効果があります。

特に高齢者は、転倒や骨折から寝たきりになりやすく、寝たきりは認知症の原因のひとつです。

歩行が不安な場合は、杖やシルバーカーなど活用して運動することが大切です。

 

ストレスも怖い!!

ストレスは認知症の原因のひとつといわれています。

既存の研究によると、若い頃にうつ病を発症した人は、アルツハイマー病と血管性認知症のリスクが高まることがわかっています。

また、スウェーデンのヨーテボリ大学が行った研究によれば、不安や嫉妬といった感情を中年期に多く持っていた人は、老年期にアルツハイマー病になるリスクが約2倍に上るそうです。

 

家に引きこもりがちになって孤独を感じていると、認知症の進行を早めるリスクがあることは、現代の通説となっています。

そのため、社会的な交流を通じて他人とコミュニケーションを図ることが、認知症を予防するためには効果的。

社会生活の場で他人と交流しておしゃべりすることが脳に刺激を与え、神経細胞ネットワークを活性化できると考えられています。

ご家族と会話する、同じ取り組みや趣味を持つ仲間と交流する、夫婦で共同作業を行うなどの機会を作って、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。

 

・・・父親がよく、経団連で飲み会がどーのこーのといっつてますが、そういうのも実は大切なのかもしれませんね。(お父さん、またかとつい口が先に出てしまい、すみません。。。w)

 

認知所にならないために日常お家で簡単にできるトレーニングを紹介

・ながら運動!これは日常生活動作内で2つ以上のことを同時に行うトレーニングです。お料理もその一つです

・トランプやカードゲーム、囲碁・将棋など色々な方とできる運動(お孫さんともどうですか?)

・脳トレ!これは今たくさん書店で脳トレドリルなど取り扱ってますね。

・指体操!手の指や足の指を活発に動かすのです。認知運動療法では指と脳神経とが直結しているとも言われています。

また、楽器演奏や趣味ごとなど、楽しみながらできるトレーニングなので、若い時に築いた(「昔取った杵柄」)技術を活かしましょう!!

 

認知症予防に効果がある運動方法

認知症の予防法としてよく挙げられるのが、有酸素運動です。1日30分の運動を週3回以上行うことが良いとされています。

有酸素運動をすることで、脳由来神経栄養因子が出て新しい神経や血管が生まれることがわかっており、認知症の予防につながると期待されています。

ただ、単純にひとつの運動を行うのではなく、複数の作業やトレーニングを組み合わせたデュアルタスク(2種類の作業を同時に行うこと)の方が、認知症予防効果は高いようです。

例えば:足踏みを行いながら上半身で体操をしたり、歌を歌ったり、手遊びをしたり、たくさんあります。

 

国立長寿医療研究センターが考案した「コグニサイズ」では1人または複数人で簡単な計算やしりとりなどを足踏みなどの運動と組み合わせて行うことで、脳が活性化されて認知症の予防、さらには健康促進の効果につながります。コグニサイズのやり方は、足踏みをしながら数を数えます。この時、4の倍数で膝を上げて止めて「あいうえお」と五十音順に声を出します。また、3人で足踏みをしながらしりとりをする方法もあります。

 

地域の予防事業を活用
各自治体が定期的に運動や交流会も開催していますのでぜひ積極的に参加しましょう!

ご近所さんを誘っていくのもいいですね!自由度も高いので、お孫さんも一緒にどうでしょう!?

 

認知症と食事

アメリカのラッシュ大学医療センターの研究によると、普段から「マインド食」と呼ばれる食事をとっている人は、アルツハイマー病の発症リスクが53%も低下したそうです。

マインド食とは、高血圧症を予防するための食事法を改良した食事療法のことで、「DASHダイエット」と「地中海ダイエット」などがあります。

接種した方が良いとされるもの

・緑黄色野菜を始めとする野菜類
・根菜類
・ナッツ類
・豆類
・ベリー
・魚
・全粒穀物
・オリーブオイル
・鶏肉
・ワイン

(さすがアメリカからの提案・・食文化が伺えますね。。。)

栄養素を摂取したり、コレステロールや脂肪を抑制したりするために10種類の食品を摂取し、5種類の食品を避けることが基本的な方法になります。

ただ、ここで気をつけたいのは各風土(地域)や各人種、各人個別にある遺伝子構造や免疫関係などです。

ですので、一概に上記の食物が確実に合うとも限りませんので、あくまでも参考までにしておいてください。

日本でも

塩分のとりすぎは、高血圧になりやすく脳梗塞などの脳血管疾患につながる恐れがあります。

糖分も、とりすぎると血糖値が上昇しやすく、アルツハイマー型認知症や血管型認知症のリスクを高めるので、塩分と糖分の摂取量も要チェックです。

 

噛むことの大切さ!

よく噛めないから。入れ歯だから。。。と柔らかいものや、小さい食べ物を選択しがちかもしれませんが、、

認知症予防には、よく噛むことも大切といわれています。

よく噛むことで脳が活性化され、記憶力や判断力などが高まり認知症の予防に効果的です。

特にアルツハイマー型認知症の原因であるアミロイドβは、噛むことが少ないと増えてしまうと研究で報告されています。

さらに、歯を健康に保つことも大切です。歯の本数が少ないと認知症になりやすいのも明らかになっています。

そのため歯周病の予防や治療をして、認知症の発症リスクを低くしたり進行を遅らせたりすることができます。

 

料理

認知症を予防するには栄養バランス良い食事を取ることが大切。

上記でも書きましたが、自分で料理をするということも、認知症の予防効果が高いのです。

料理をする前には、何をつくるのか、材料はどんな形に切るのかなど考えます。

その後、実際にお湯を沸かしながら、その間に野菜を切るなど、複数の作業を同時に行うことで、脳の活性化がうながされるのです。

また、台所での調理は立ちながらが多いと思われますので、足腰の運動にもなります。(立つことが困難な場合、椅子に座りながら調理をすることもとても重要なことです。)

日常の何気ないことでも、意識して身体と頭を使い、認知症の発症や進行を少しでも緩やかにしていきましょう。

 

年代別

10代・20代で注意してやっておくべきこと

学ぶ時間が長いほど、神経ネットワークが強化されて認知予備力(認知力の蓄え)を高められます。

認知予備力が十分にあることで、何十年後かに脳に病変が生じても、認知機能が日常生活に支障をきたすレベルまで低下するのに時間をかけたり、認知症の発症を遅らせたりすることができます。

さらに、自制心ややり抜く力の土台である習慣力、運動力などを身につけるのも大切です。

 

40代・50代

この時期は運動を取り入れた生活が求められます。

生活習慣病である高血圧や肥満は、認知症の発症リスクを高める危険因子でもあります。

そのため日頃から、エレベーターではなく階段を使う、一駅分歩いてみるなど、運動を意識して継続することが大切です。

10代から始まっている動脈硬化は40歳を過ぎる頃から症状として現れてきます。生活習慣の改善による効果は、徐々に積み重なって効果を感じられるため、継続が必要です。

 

60代〜

この年代以降は運動不足や喫煙、うつ、糖尿病などが認知症の発症に大きな影響を与えます。

特に喫煙は認知症のリスクが最も高いため、早い時期からの禁煙が大切です。

また、運動は認知症の発症リスクを抑える、有酸素運動で記憶を司る海馬を大きくする効果もあるため、この時期からの運動も必要です。

うつも認知症の発症リスクを高めます。うつになるとセロトニンが不足するので、ジョギングや水泳などでセロトニンを増やすようにしましょう。

 

生活習慣病

認知症になりやすいといわれる悪い習慣は以下の通りです。

@ 運動をあまりしない・運動不足
@ 煙草を吸う
@ 一度にたくさんお酒を飲む
@ ファストフードや市販のお惣菜ばかりの食生活
@ 菓子類、菓子パンなどの食べすぎ
@ ビタミンや魚を摂らない偏った食事
@ 人づきあいをほとんどしない
@ 本や新聞をあまり読まない

 

国別の面白い、新しい学びになること

イギリス

2005年以降、「心臓病の治療が認知症予防」というスローガンを掲げ、国を挙げて認知症予防につながる生活習慣病予防を国民に呼びかけてきました。

その柱となったのが、「禁煙」と「減塩」の推進。

この取り組みが功を奏したこともあって、2013年にLancet誌が発表した内容によれば、イギリスにおける認知症の有症率は減少。

イギリスの認知症の有症率は、1989年~1994年の間では8.3%だったのに対し、2008年~2011年の間では6.5%になっていたとのこと。

「生活習慣病予防が、認知症予防につながる顕著な例として、世界中の研究者が注目しています。

 

アメリカ

「酒は百薬の長」とはよく言ったものですが、こと認知症に限っては必ずしもその通りではありません。

日本では、日本酒1合程度のお酒はむしろ認知症予防に良いとされてきました。

しかし、「少量のお酒でも脳を萎縮させることが、アメリカ・ウェルズリー大学の研究チームによって示されています。

研究結果によると、生涯にわたってお酒を飲まなかった人の脳の萎縮が最も小さく、逆に大量に飲酒してきた人の脳の萎縮が最も大きかったのです。(注意:脳の萎縮=認知症ではありません)

 

日本

厚生労働省は「認知症予防・支援マニュアル」を作成しています。

このマニュアルでは、認知症の予防・支援のあり方を考え、具体的な取り組み内容を述べています。

認知症の支援では、認知症の講演会やパンフレット、医療機関や相談窓口のリストから早期発見・早期治療を促します。

また、かかりつけ医や専門医の受け入れ体制を整える、軽度認知症に対する問題対処の学習支援、能力維持や家族への支援などの対策を講じています。

・認知症予防・支援マニュアル(改訂版) 平成21年3月「認知症予防・支援マニュアル」

 

・国立長寿医療研究センター「認知症予防マニュアル」

 

・認知症ケア法-認知症の理解

 

早期対応の大切さ

認知症は早期発見・早期治療が大切ですが、症状が軽いと受診をためらう人もいます。

そうした人が早期対応するためには、家族や周りの協力が必要です。本人の様子が普段と違っていても、家族の認知症に対する知識がなければ、適切な対応はできません。

そのため、家族が早期治療のメリットを知る、医療機関の情報を得ることで、認知症の早期発見治療ができます。

地域で認知症の講座をするなど、知識を啓発することが有効とされています。

また

地域の医療機関との連携が大切です。かかりつけの主治医在宅で対応してくれる訪問介護ステーションや訪問看護ステーション。特に地域の医療機関であれば、住民にとっては身近な病院であるため安心感があり、なかには認知症を診察できる医療機関リストを作成して発信する自治体もあります。

 

「もしも」に備えて認知症の知識を蓄えておくことが大切です。

認知症と診断された時や・・・・

認知症は一度発症すると治癒や改善が難しいだけに、できるだけ早期発見を行い、症状が重度化しないうちに進行を遅らせることが重要になります。

また、認知症の中には、「特発性正常圧水頭症」のように、原因となっている病気を早期治療することによって治すことができる場合もあります。

もし、本人あるいは周囲の人が認知機能に違和感を覚えるようなことがあったら、専門医に早めに診てもらいましょう。

あるいは、自治体や医療機関では、認知症を早期発見するためのチェックリストを公表していることが多いです。

ホームページでも閲覧できるので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

「些細なことで怒りっぽくなった」や「以前持っていた関心や興味を失い、意欲がなくなった」などのチェック項目に応え、もし該当するものが多かったら、一度専門医の診察を受けてみることをおすすめします。

これらも、健康診断の一つとお考えいただけると少し心が軽くなるでしょうか?!

 

認知症初期集中支援チーム

「認知症初期集中支援チーム」は、看護師や介護福祉士など複数の専門職の人からなるチームのことです。

家族からの申し出に基づいて、認知症の疑いがある人の自宅を訪問し、認知症初期のケアや家族への支援を集中的に行い、自立した生活を送るためのサポートを行ってくれます。

地域包括支援センターや病院等にチームが設置されているので、「もしかしてうちの親は認知症かもしれない」と感じた場合、まずは相談してみると良いでしょう。

居宅介護支援事業所おやの里にも相談できます!!

〒632-0016 奈良県天理市川原城町366−2  電話:0743639113

 

認知症の人にやさしい地域づくりを目指す「新オレンジプラン」

認知症のことを多くの地域の方に知ってもらうための活動を我々『おやの里』で定期的にやってます!

「認知症を知り地域を作る」キャンペーン認知症サポーターキャラバン

2015年1月、認知症の人にやさしい地域づくりを目指して、関係12府省が共同で「新オレンジプラン」と呼ばれる認知症施策推進総合戦略を策定しました。

この新オレンジプランには、認知症の発症前から看取りまで、認知症の進行に合わせた医療または介護サービスを受けられる仕組みを構築することが求められています。

さらに、認知症カフェ設置の推進など家族に対する支援強化策などが組み込まれていることも重要です。

また、認知症に対する社会の理解度を高めることも重視し、「認知症サポーター」の育成とその活動の支援に力を入れていくことも改めて示されました。

 

「認知症を知り地域を作る」キャンペーン認知症サポーターキャラバン

をおやの里で定期的に開催しております。(市役所165交差点:奈良県天理市川原城町366−2)

この養成カリキュラムは90分程度で専門の講師から認知症のイロハを教えてもらえます。

自治体事務局等と協働して「認知症サポーター養成講座」を開催します。

https://www.caravanmate.com/aboutus/

 

ぜひこの機会に各個人の方、企業様(団体可能)認知症サポーター養成講座で認知症を知る入り口に受講いかがでしょう。

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